目先に見える動く黒い点は病気なの?治療法はある?
目先の視界内に小さな虫のような黒い点が動くように見える症状はありませんか?
目先の視界から動く黒い点が消えない、、、
このような症状があれば飛蚊症という病気かもしれません。
この病気は、蚊のような動く黒い点が見えるので漢字の如く飛蚊症と呼ばれています。
また、黒い点ではなく紐状のものが見えたりと形は人によって様々です。
病気といっても、目の酷使をしている人に多く見られる「一過性のもの」と、目の網膜に異常があり病院で「治療をすべき病気由来のもの」の2つに分けられています。
今回は黒い点が動くように見える目の病気・飛蚊症についてやその治療法について、見ていきましょう!
目の前に動く黒い点が!?飛蚊症の原因
飛蚊症には冒頭で記したとおり一過性のものと病気によるものがあります。
それぞれの原因について説明いたします。
●一過性・生理的な原因●
目の酷使による眼精疲労や食生活、ストレス、加齢が原因としてあげられます。
これらの要因により、目の中にある硝子体(しょうしたい)という物質が変化しシワのようなものが出来ます。
この物質が濁ることにより、動く黒い点が見えるようになってしまうそうです。
また、先天性の飛蚊症もあるので子供が飛蚊症の症状を訴えたら病院で診察してもらいましょう!
●病気による原因●
網膜剥離の前兆として飛蚊症が現れることが多いと言われています。
網膜剥離は網膜が剥がれることにより視力が低下する病気です。
この病気になると失明する可能性があるため、飛蚊症と合わせて思い当たる節がある場合、病院で診察を受けることをおすすめします。
一過性の飛蚊症の治し方
ビタミンAを摂取する
ビタミンAは角膜や網膜の細胞を正常に保つ効果を持っています。
レバー・鮭・青菜・黄色の野菜・サプリメントなどに多く含まれています。
・眼精疲労に効く目薬をさす
市販品の目薬をさし疲労を抑えましょう。
ドライアイの方は角膜を傷つけ無いためにも、定期的に目に潤いを与えましょう。
眼精疲労に効くツボをマッサージする
眉間・耳の裏側にある凹んでいる部分・うなじと首、まぶたのマッサージが効果があると言われています。
要注意!病気による飛蚊症の場合
一過性の飛蚊症ですと目を労ったり、食生活を整えることで結果的に症状が軽くすることが可能です。
ただし網膜剥離や病気による飛蚊症ですと、なかなか改善されないどころか視力が低下し続けてしまう可能性もあります。
特に、以下のような症状があれば早急に病院へ行きましょう!
・視力の低下や見える範囲が狭くなってきた
・目がかすむ
・黒い点以外に稲妻のような光が見える
見極めが大切。改善しないようなら病院へ!
飛蚊症は一過性のものか病気によるものなのか、早急に見極めることが大切です。
動く黒い点が見えた時点ですぐに食生活の見直しや目を労るなどをして対策をとりましょう。
それでも未だ動く黒い点が消えずに見えたり、目がかすむなどの症状があれば網膜剥離の可能性があり、進行すると失明する恐れがあるので早急に眼科へ行きましょう!
一過性の飛蚊症でも、繰り返していると網膜剥離に気付きにくくなってしまうので気を付けてくださいね。